双葉盆踊り大会in加須のご報告です。

今回の舞台は福島県双葉町の方々が避難していらっしゃる高校です。廃校になった学校を使っているそうです。


至る所に応援のメッセージなどが掲示してあり、祈りにも似たような不思議な雰囲気がそこにはありました。
今回は邦楽界の一線で活躍しているプロの和楽器奏者によるユニット「
AUNJクラシックオーケストラ」と共演させていただきました。

セッティングはこんな感じでリハーサルがスタートします。和楽器と洋楽器まったくルーツもやり方も違う二つの音楽のコラボレーションはとても素晴らしい体験でした。

我々クラシック畑の人間は楽譜に書いてあるものを演奏することが常なので、「決め事がないと演奏できない」というのが常識だったりするのです。しかしAUNJのメンバー達は楽譜もない状態で即興で次々と音楽のアイディアを生み出してしまいます。とても刺激的なリハーサルでした!

和楽器の桶胴太鼓と洋楽器のスネアドラムが共演しています、普通に見えるようだけど実はとても珍しいヒトコマ。
リハが終わるといよいよ開演です!

AUNのお二人による桶胴太鼓。

3本の三味線による演奏。エグザイルのあのグルグルパフォーマンスも飛び出して会場は大盛り上がり。
そしてユーゲントとのコラボレーション。

演奏も無事終了しました。聴いてくださった皆さん本当にありがとうございました。
今日演奏したメンバーには、私自身も含めて福島県出身の団員が沢山いました。今日ここで双葉町の皆様に音楽を届けることが出来た時間は、忘れることのできないひとときとなりました。あのような悲劇のあとにあって「音楽にできること」は何なのか、その答えを求めてこれからも様々な活動をしていきたいと思いました。
さて、日も暮れた後はいよいよ本日のメインイベント、盆踊り大会。我々も浴衣に着替えて参加させていただくことになりました。広い校庭を埋め尽くすほどたくさんの方がいらっしゃってました。


とてもいい盆踊り大会でした。双葉町の人たちが見せてくれた笑顔は忘れられません。
今回の盆踊り大会の企画から運営までプロデュースしてくだり、私たちに演奏の機会を与えてくれた「
ハートツリー」の服部さんにこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
by taxi
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